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とある若者の場合~独断と偏見によるライヴハウス取説♪

ライヴハウスあれこれ

かなり前のことですが、同じ職場の若者から相談が。
ライヴハウスに行ってみたいが、行ったことがないので、最初は連れて行ってほしい、とのこと。

ふふ、さては好きな女の子でもできたかな?はいはい、お手伝いしますよ♪

安請け合いしたものの、人生初ライヴ、結構責任重大(^_^;)
先輩と相談して、当時のBlue Note大阪に連れて行くことにしました。
さんざん迷って、AORのアメリカの名シンガーの日を選び、予約。
ライヴハウスには、会員やインターネット予約などで、料金が安くなったり、優先的に予約ができるサービスがあり、
この時は、会員だった先輩にお願いしました。

「服装は…?」

最も多い質問ですが、特にルールも正解も無いと思います。
お客さんも、ラフなスタイルの方からフォーマルドレスの方まで様々。

大前提として、ライヴハウスは飲食店、そして非日常を楽しむ空間。

他のお客さんに不快感を与えなければ、好きな格好でよいのです。
お店のスタッフさんがスーツ着用のお店では、ビーチサンダルはだめでしょうね(^_^;)

それじゃわからん…という若者。
「いつもの(オフィスワークの)服装に、少しだけお洒落をして行けば」とアドバイスしました。
ライヴ当日の彼は、ブルーのスーツに、ネクタイとお揃いのポケットチーフ、なかなかのものでした。
先輩は、いつも通りのサラリーマンスタイル。(^◇^)
管理人は、靴とバッグを変えます。

「お金はいくら持っていけば…?」

「ライヴハウス」でわかりにくいのは、費用ですよね…(^_^;)。

①音楽を聴くためのお金(「チャージ」とか「料金」、「チケット」)
+②飲食代(「1ドリンク 1フード」以上)+③お店によってはサービス料、の3つが必要です。

ライヴの案内で表示されている料金は、①のみのことが多いので、ご注意を。

②の飲食代ですが、「ライヴハウス」は飲食店なので、何も食べないから0円、ということはできません。
おいしい食事やお酒を味わいながら、リラックスして音楽を楽しむ、そういう遊び場なのです。

お酒が飲めないから、とライヴを敬遠する方もおられますが、ノンアルコールの飲み物も沢山ありますし、
管理人は1杯しか飲めない、ほぼ下戸でござんす。

お食事メニューが豊富なお店もあれば、
飲み物中心でおつまみ程度のお店もあるので、事前に確認しましょう。

アーティストのCDやグッズの販売もあるので、欲しければ予算に入れておきましょう。

いよいよ、当日です。

おまえが言うな!と叱られそうですが、開演時間よりゆとりを持って会場に行きましょう♪
入口で、予約名を告げるか、チケットを見せるなどして、受付を済ませ、会場へ。
荷物は、ロッカーに入れるか、受付で預かってくれます。

ライヴ中は、飲食自由ですが、演奏が始まると、ステージから目が離せなくなったりするので、
開演前にお食事をすませたほうが安心です。
お友だちとのおしゃべりも、この間にすませましょう♪

わからないことは、お店のスタッフさんに尋ねましょう。

さてさて、演奏が始まったら

本当に自由に楽しめばいいのですが…。

…ではでは、不安を解消するために♪

「今、拍手したほうがいいの?」

1曲終わるごとに拍手、が基本です。終わったかな…演奏者がニッコリしたな、で拍手すれば大丈夫です。

ジャズに多いのですが、楽器の方のソロが終わったら、演奏中でも拍手しましょう。
「ドラム、東原力哉!」などと紹介があったり、他の演奏者が指し示したら、その人に向けて拍手、です。
あ、つまんないと思ったらしなくていいですよ。
ソロが盛り上がってきたら、「ヒューッ!」とか、名前を叫ぶのもいいですね。管理人はできないので、黙って見てます。

静かにかすかな音で演奏されている場合は、静かに聴いて、微妙な音の変化を味わいましょう。

手拍子は、嫌がる方もおられるので、アーティストが手拍子を始めたら、一緒にしましょう。
もちろん、めんどくさければ、しなくていいです。

「声を出してください」…的な時も、面倒くさかったらしなくていいです。でも、やったほうがストレス発散になって、楽しいです。

「立って踊ってください」…的な時も、無理に踊ることもないですが、やったほうが楽しいです。
こういうのが面倒くさい日は、管理人は、後ろの席に座ります。

その他のお作法(^_^;)…言わずもがなだと思いますが…

演奏の邪魔をしないこと、鑑賞している人の邪魔をしないこと。

演奏中にアーティストに近づいたり、話しかけるなど、論外です。

テーブルが間隔をあけて配置されているので、演奏中に隣のテーブルまで聞えるおしゃべりはNGです。

咳やくしゃみも、下を向くだけでかなり違います。

撮影不可のところがほとんどですが、OKの場合も、フラッシュはやめましょう。

踊りたくなったら、立って踊っても構いませんが、他のお客さんの邪魔にならないように、通路に移動するといいですね(^_^)

楽しまなくては!

やっぱり、いろいろややこしいなぁ、と思うことはありません。
お金を払い、時間を使うのですから、楽しまなくては。

アーティストが集中して演奏できれば、自分も他のお客様も楽しいし、
楽しさは伝染しますから、アーティストはリラックスしてよい演奏ができ、さらに楽しくなります。

そして、最後の曲

メンバーが紹介されて、大拍手の中、アーティストが退場します。
このまま帰ってもいいのですが…待て待て、もっと聴きたいな、という場合は、
パチパチではなく、チャッチャッチャッチャッ♪という感じで手を敲きます。アンコールです。
しばらく手が痛いですが、続けましょう。そして、アーティストが戻ってきて、演奏再開!

心の底から感動したら、拍手しながら客席を立ちましょう。
スタンディング・オベーション、アーティストへの最高の賛辞です。

ライヴ中、目を輝かせてステージを見上げていた若者、とても楽しかったそうです。
最後に、ポソっと、アーティストが客席を見た時に、自分を見てくれなかったな、と。
何しに行っとんじゃ、と思いつつ、大人の遊び場デビューは無事終了したのでした。

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