Talking about New Orleans Food and Music
2017年7月9日 大阪 BIG EASY
2017年7月9日は、大阪は北新地のレストラン、BIG EASYへ。
→https://r.gnavi.co.jp/kahv800/
Mister Kelly'sのすぐ近くに、こんなお店があったんですね!
ウッディーな店内、古き佳き時代を思わせるテーブルとソファ、
アーティスティックな雑貨、大量のCD、これは期待できそうです♪
さてさて、この日は、名ギタリスト、山岸潤史さんと、清水興さんのトークショーです。
トークのテーマは、ニューオリンズの音楽と食。
ニューオリンズのことは、ジャズの聖地らしい、ガンボって何?というレベルの私が、
果たして、ついていけるのでしょうか?????
この白い箱が、本日のお食事です。
蓋を開けると、
左から、
キャットフィッシュのサンドイッチ、
2つのカップが、ガンボ、
手前のソーセージもお店で作られたそうです。
よ~く御覧ください、
カップの蓋に、文字が…。
「い」はBIG EASYのシェフのガンボ、
「や」は、山岸潤史さんお手製のガンボ!
え~っ!?本当に頂いて、いいんですか???
じゃ~ん!
手前が、山岸さんのガンボ。
トロットロ、どこか懐かしい味です。
ダックか鴨、とおっしゃっていましたが、
そして、オクラ、お米。
様々な味が一体化して、濃厚、美味しいです!
一方、BIG EASYさんのガンボは、
スタンダードなレシピだそうで、
ややサラっとして、ピリッとスパイシー。
こちらも、爽やかで美味しいです♪
と、いうことで、交互に頂き、幸せです♪
キャットフィッシュがあっさりなので、
また、ガンボが美味しい♪
ソーセージも、スパイシーですが、食べやすく、幸せ♪
トークは、ハリケーンという大災害の後の、ミュージシャンやシェフの置かれている状況から始まり、
音楽と食を中心に、70年代の超人的なミュージシャンのこと、山岸さんがアメリカで活動なさる経緯、
ニューオリンズのお祭りマルディグラのお話など、多岐に渡りました。
ステージでの演奏のように、次から次へと話題が出てくるので、ひたすら聴くのみ、「何の話やったっけ?」に、会場も???
いいタイミングで、話題を引き出し、時には笑いを誘うお話にもっていく清水興さん、演奏のときと同じです♪
ギターの名手で、優れた運動神経の持ち主と有名な山岸さん、
アメリカで演奏するための様々な難題を、知恵で乗り越えたお話を面白おかしく語っておられましたが、
やはり、最短コースでベストな結論にたどりつく、思考回路をお持ちなのだと思いました。
一番、びっくりしたのは、
ご自分の演奏について、自分のスタイルなんて無い、全部受け売りだ、と、サラっとおっしゃったことです。
(伝統的な料理の)ガンボを作るのに、自分なりの味付けをすればいいのだ、と。
ミュージシャンをはじめ、様々なアーティストにとって、「自分のスタイル」はmustだと思っていたので、
山岸さんクラスの謙虚さに、頭を殴られたような衝撃でした。
この、自分なりの味付けについては、「update」という言葉も使っておられたと思います。
また、有名な全盲のギタリストについて、演奏法やチューニングの方法は、ギターの常識とはかけ離れたものだったそうですが、
それで、いいのだ、と。だから、音楽教育を否定はしないが、それが全てではない、と。
自分がいいと思うように、やればよい、ただし、聴いてくれる人は必要だ、と。
忘れないように、メモしておきますね。
山岸潤史さんにとって、ニューオリンズの名店の一品のベスト3!
Black Pearlのリブ
バロウズのキャットフィッシュ
アレキスのフライドチキン
ガンボは、キリスト教の影響で、トリニティ(三位一体)と呼ばれるセロリ、ピーマン、タマネギが入っているそうです。
どれがゴッドですか?という清水興さんの質問に、「タマネギ」と山岸さん。
では、この3つの名店の中で、ゴッドは?の質問に、「Black Pearl」とのお答えでした♪
トークの後は、アコースティックライヴ。綺麗な音を楽しみました。
思いがけず、子どもの頃好きだった曲、ペットの名前の元になった曲が演奏され、
自分の中にも70年代が輝いていることに思いを馳せました。
清水興さんと、山岸潤史さん。
美味しいお料理と、音、そして、
生きるためのスパイストーク、
ごちそうさまでした♪
美味しゅうございました(*^ _ ^*)
日本に帰国なさる時は、またお願いします♪